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ビジネスは「スピード」と「決断」

「太陽光発電」関連のニュースが出ない日が無い、とまで超バブル市場となった太陽光発電関連業界。

買取価格は@40円→@36円と下がり、今年度からは@32円まで低下、実に20%も下がった訳です。

反対に円安によるパネル価格の上昇(ちなみに国産のパネルはバカ高です。大手製品でも今は殆どが海外生産)、震災復興需要・消費税増税までの駆け込み需要・2020年の東京オリンピックまでの大規模投資により建設コストは上昇し、太陽光事業の採算性は年々悪化しています。

40円のとき、世間一般の太陽光発電への評価は「なんだかうさんくさい」「そんなにもうかるはずが無い」「途中で政権代わり、価格を切り下げたらどうする?」等々、散々なものでした。でも現在はどうでしょう。猫も杓子も太陽光発電、様々な業界がそのおいしさに気づき、異業種の参入が続いています。

また、敢えて50kW未満の低圧発電に目を付け、2000~2500万円程度での小口分譲が大流行りです。太陽光発電所は来年度までの特例で、その投資額(建設費)の「全額」を「特別償却」、つまり「全額を一期で」償却する事が認められています。その制度を利用すると、投資額が費用(損金)となり、利益を下げることが可能です(2000万円の税引前利益を持つ企業が2,000万円の太陽光発電所を建設し、この制度を利用すれば、本来800万円ぐらい持ってかれる法人税がゼロ、となります)。よくできた「節税商品」として好評を博しているのです。その「特殊性」と「時限性」を巧みに営業トークにし、異常に高い値段で発電設備を売りまくっている業者もいますね。

しかし、政府も黙って見過ごすわけがありません。 先月の後半、経産省は実に巧みにこっそりとパブリックコメントを出し、1週間もしないうちに国民の意見を聞きました、ということで、4月1日より規則改正を発表しました。

巧みなところは、その表題部になにひとつ”太陽光”と書かれていない点にあります。

【電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令案等に関するパブリックコメント】

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620114008&Mode=0

簡略に言うと以下の2点です。

(1)今後は設備認定(発電所は経産省の認定が必要です)後、6か月以内に具体化しなければならない。

(2)今後は低圧分譲を「認めない」。(今までは全部認定)

 

(1)は緩い感じで伝わっていましたが、(2)は多くの業者にとっては「寝耳に水」だったのではないでしょうか。 この一連の改正により、「40円の権利ものだ!」と利鞘稼ぎの認定だけを取りまくっていた業者や、やたら利益を上乗せして法外な値段で低圧分譲をしていた「にわか業者」などは、今頃焦りまくっているでしょう。

また、二束三文の土地を一時のバブルに踊らされ「他にも不動産業者がたくさん来てる。あんたはいくら出すの?」なんて、売り惜しみをしていた地主の人たちも、一斉に土地ブローカーの訪問がなくなり、「ああ、あのとき売っていれば・・・」と残念がるでしょう。おそらく、その土地は半永久的に売れません。もうバブルは来ないのです。

当社も関連会社を通じ、太陽光ビジネスを行っていますが、固定価格買取制度(FIT)前から事業を立ち上げており、いずれこんなことになることを踏まえ既に手を打っています。元より再生可能エネルギーの可能性に注目していたから始めたビジネスで、買取制度はビジネスの後に制度化された「おまけ」です。

ビジネスとはスピードと決断。他人の出方を見てから動いていたのでは、遅いのです。


栃木SCの経営再建

1月31日、栃木SCは強化部長であった上野佳昭氏をGMに内部昇格させた。

栃木SCのGM職は前GMだった新田博利氏が辞任した平成24年12月7日以降空席だったが、

ようやくクラブの要が決まった訳だ。

しかし、注目は上野氏の年齢だ。73歳・・。上野氏が辞任したときの理由が「60代はクラブ運営

では高齢。世代交代が必要だ」、であったのに、更に10歳以上も年上のGMの登場である。

昨年リリーフ監督だった松本育夫氏は、当時Jリーグ歴代最高齢の72歳で「伝説」とまで言われ

注目を浴びた。高齢化社会だからしょうがないかもと思いながらも、なんだか出てくるひとみんな

ご老体だなあ、という感は拭えない。

 

栃木SCは2期連続赤字、昨年度に続き、債務超過に拍車がかかっている。

1億5千万円の債務超過のうち、1億円という膨大な赤字を「寄付」によって賄う、という計画。

ちょっと待て。なぜ「寄付」なのか。寄付するものは純粋に栃木SCの存続のためになけなしの

浄財を寄付しているはずだ。しかし、良く考えてみてほしい。

 

栃木SCは株式会社である。債務超過は収益か増資で埋めるのがルールである。

突き詰めるところ、理由はどうあれ、債務超過への転落は経営の失敗に他ならない。

それならば、経営者は辞任し経営責任を取るべきである。

また、その経営者を選んだのは株主である。サポーターの寄付を募って債務超過を埋めるのであれば、

まず株主の持ち分を削るのがスジだ。減資し、サポーターからの寄付で増資する、というのであれば

スジが通っている。

しかし、現状のまま寄付で債務超過を埋めることは、単純に現在の株主の取分を埋め合わせに使う

ことと同じだ。栃木SCを助けているのではない。栃木SCの「株主」を助けているのである。

 

寄付を募る人々は、大多数が善意だ。栃木SCを存続させたいと願っている。

一方で資本主義の論理では真逆の行為であり、寄付は単に既存株主のとりっぱぐれをカバーして

いるに過ぎない。経営の失敗を、無節操に多くの善意者につけ回しすることは許されるべきではない。

選手を駅前に立たせ寄付を募らせるのもいかがなものか。会社が危機でも従業員にカネを集めさせる

経営者がどこにいるのだ。カネを集めるのは経営者の仕事だ。

 

今SCに必要なトップは、「経営者」なのではないか。若く、馬力のある、マネジメントができる

人材が必要だ。また、同時に「カネも出すけど口も出す」アクティブな投資家がその経営陣を盛り

立てる仕組みも必要だろう。

しっかりした経営計画を作って、正々堂々、公募増資に打って出て、カネを集めればいいのだ。

 

栃木SCは更なる増資を検討中としている。

「あの経営者なら栃木SCを再建できそうだ」と思える改革が始まったら、地元民として喜んで

スポンサリングしたいと思っている。(大金は出せないけど・・)

 

 

 

 

 

 

 

 


外国車が「日本カーオブザイヤー」

11月22日、一般公開に先駆けて、東京モーターショーに行って来ました。
もちろんトヨタ、日産、ホンダ、などの国産メーカーのブースが大きさを競い合っている反面、
非常に目立っていたのが、フォルクスワーゲン、ベンツ、BMW、Audiなどのドイツ車、
いわゆる「外国車勢」です。

大学時代、自動車マーケティングのゼミにいたので、私のマーケティング
知識は自動車がベース。特にメルセデスさんとベンツさんが世界で初めて「自動車」を創ったので、
ドイツにとっては「お家芸」。日本の「柔道」や「相撲」とおんなじですから、いくら日本が強く
なっても、心の中では「ぽっと出が調子にのりおって・・」みたいな余裕があります。

その中で、今年の「日本カーオブザイヤー」に、なんとフォルクスワーゲンの「ゴルフ」が選ばれました。
あーなんという出来事!
私が初めて買った車が「ゴルフ」で、以降、ずーっとVWだったので、いい車だとは思っていました。
このゴルフは7代目ですが、非常に完成度が高い車です。選ばれるのは当然ですが、日本車だって
いろいろ出してきたんですけどねえ・・。

最近、日本の車には何か「挑戦心」みたいなものが無くなったような気がします。
「燃費」と「低価格」、「扱いやすさ」「パッケージングの使い勝手」など、確かに普段使いの実用性に
ついては非常に力を入れています。
究極が「軽自動車」。「普段使い」ならそれでもOK。でもこれ、日本だけで売れる車。ガラパゴス車です。
携帯とおんなじで、国内だけで通用するモノは、長続きしません。税制が変わればあっという間に消え去るでしょう。

ただ、服で言えば「普段着」。一番楽なのは「ジャージ」。
つまり、「安くて着心地のいいジャージ」創りに奔走してきたように思えます。そこには、いわゆる「美しさ」
とか「洗練さ」「所有する喜び」「ドライビングプレジャー(運転する喜び)」という価値は「ムダ」だと
して切り捨てられています。
モノ作りの現場においても、変化が顕著だそうです。
「コスト」ばかりに目が行き、「創りたい車」より「売れる車」を作り、クラフトマンシップを大事にせず、
やみくもに経費削減したり・・。
結果、「売れる車」が無くなり、「魅力あるクルマ」は外国勢に。しかも昔はお得意科目だった「エコ」に
ついても、最近は欧州車が頑張っております。
日本勢も出すには出していますが、おもちゃみたいで全然かっこよくない。

でも日本にも望みはあります。
メルセデスもBMWも、コアの技術にはMade in Japanがごまんと詰め込んであります。
また、アジアの拠点は中国ではなく、日本に「敢えて」置いているメーカーもあります。中国にコア技術を
持って行くとすぐマネされちゃうし、信用ならないという訳です。EV技術も日本がダントツ。

日本のメーカーはもっと日本人のニーズをよく聞くか、ないしは、なぜゴルフやAudiがバカ売れしてるのか、
よく研究するのがよろしい。
黙っててもクラウンやカローラを会社で買ってくれた、そんな時代はもうとっくに終わりを告げています。

頑張れ、日本車。頑張れ、日本のモノ作り。

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ワーゲンのブースはコンパニオンにも力を入れています。


足利銀行 再上場

平成25年7月31日、栃木県の第一地銀の足利銀行が、今年中を目途に東証に再上場、とのニュースが入りました。

地方銀行には元から銀行であった「第一地銀」と、相互銀行であった「第二地銀」に分類されます。どちらにしても銀行であることには変わりありませんが、生まれ方が違うので区分が残っています。
その「第一地銀」の中で、唯一「破綻した」のが、この足利銀行です。
破綻した、というよりは「破綻処理された」と言う方が適切かも知れません。

足利銀行は「創業以来名前が変わらない、最古参の銀行」です。
第四銀行とか八十二銀行など、数字が入っている銀行は「ナンバーバンク」と言って、国立銀行です。これは国の銀行という意味ではなく、「国が認可した銀行」という意味で、基本は民間銀行です。
その民間銀行の中でも、足利銀行はちょと変わっていて、荻野万太郎という商人が仲間と出資をし、地元のために作ったのが足利銀行で、以来100年以上名前が変わっていないのです。

普通、破綻すれば長銀が新生銀行に、日債銀があおぞら銀行に、興銀がみずほコーポレート銀行にと、名前が変わるのですが、何か足利銀行は変わりませんでした。一から出直し、という決意なら、いっそのこと名前もリニューアルするのでは?と期待をしていたのですが、破綻後10年してもそのまんまです。

上場の際には、いっそ名前を変えて、心機一転出直して頂きたいものです。


ものの言い方

 

① この寿司屋は、旨い高い

② この寿司屋は、高い旨い

 

①と②、どちらも同じことを言っていますが、聞く人の印象が違います。

②の寿司屋さんの方が好印象、ではないでしょうか。

 

聞く人は直近に聞いたこと、つまり、①の場合「高い」、②の場合「旨い」という

単語に深い関心を抱きます。

 

ちょっとした話し方の工夫で、相手に与える影響はずいぶん違うものになってきます。

また、言葉の使い方ひとつで、考え方も変えることができます。

 

家族みんな元気だが、住宅ローンがある。

住宅ローンがあるが、家族みんな元気だ。

よく「住宅ローンがあるのよねえ。」と嘆いている方をみますが、そのローンのおかげで

家がある訳で、別に嘆く必要は無いのです。

 

あまりネガティブなことばかり言わず、それによって得られる利益のことも考えてみましょう。

ネガティブなことは言うのも聞くのもいやなものです。

現実は変えられませんが、考え方・見方は自由に変えられるのです。

 

一般的にこういう思考を「ポジティブシンキング」と呼びますが、そんな大そうな話では

ありません。

 

相手もHappy、自分もHappy、いいねえ。

 

 

 

 


八甲田山と組織論

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今週、8年ぶりに青森に行って来ました。

青森市街から八甲田山が見えます。6月でも山頂付近に雪が残っています。

私の一回り上以上なら「八甲田山」と言えば、「天は我々を見放した・・」のセリフで有名な、映画が

頭に浮かびます。とは言っても封切は1977年、私が中学生のころです。

 

銀行に入り立てのころ、上司がこの映画を題材にリーダーのあり方を教えてくれました。

いろいろ話してくれたのですが、頭に残っているのは以下の3点。

① 船頭は1人でいい。決断の乱れは組織を危める。

② 悲観的に考え、楽観的に行動する。

③ 慢心してはならない。

当時、入行間もない私には、熱く語る上司の真意は分かりませんでした。

しかし、その後ゆっくりと、そして着実にその銀行は時代の荒波に飲まれて行く中で、この上司の言葉と

「八甲田山」の名前は、私の心の中で重みを増して行ったのです。

 

さて、今回の青森出張で、数十年間八甲田山のガイドをしているおじいちゃんと出会いました。

飲み屋のカウンターで私の思っている八甲田山の話をしたところ、私の認識に1つ追加ができました。

④ 先頭よりアンカー(最後尾)に優秀な人材を置け。

登山などでは鉄則のようなのですが、リーダーは常に最前線で部下を引っ張る、というのは一般的な

イメージであり、実は「後ろ」から組織全体を見据え、落伍者がいないか、とか、行程に間違いはないか、

などを管理することが、集団(組織)行動を管理する要諦なのだ、と、そのおじいちゃんは熱弁を振って

いました。

なるほど。勉強になりました。

 

おじいちゃん、かなりお酒が入っていて、お客さんのアンカーでした。